仕事

――どんな仕事をしていますか?
分析センターでは、工場などからの排水、鉄道・道路・工場の騒音や振動など、さまざまな環境分析を手がけています。中でも、私が調べているのは、商業施設や学校のボイラー、ごみ処理施設などからの排出ガスです。石川・富山を回って排出ガスを採取し、硫黄酸化物や窒素酸化物、ばいじんなど、環境に影響を与える物質がどれくらい含まれているか、国や自治体が定める基準に合致しているかを調べています。
――仕事をする上で心がけていることは?
私たちが調べる環境汚染物質は、いくら目を凝らしても肉眼では見えません。それだけに、JIS(日本産業規格)に基づき、定められた手順に沿って測定することを心がけています。環境に携わる意識を忘れず、正確な分析を徹底しています。
――仕事のやりがいは何ですか?
できる仕事が増えていくことに、やりがいを感じています。排出ガスをサンプリングするにあたっても、その手順は本当に細かいんです。ガスに含まれる水分量、温度も測定していますし、煙道から排出される際の速さに合わせて採取するように機器も設定しなければなりません。もちろん、分析センターに持ち帰ってからも、報告書を作成するには細かなデータまで記録する必要があります。専門性が高く、かなりディープな世界です。一つずつステップを上がっていくことに達成感を感じています。

――今後の目標を教えてください。
目標とするのは、上司のようなスペシャリストになることです。後輩ができたとき、質問にすぐに答えられるように成長していきたいです。そのために、めざせる資格はすべて取得したい! 公害防止管理者や環境計量士などの資格を手にし、環境分析に必要なスキルを高めていきます。
職場・福利厚生
――職場の分析センターはどんな雰囲気ですか?
オンとオフの切り替えが上手な人が多く、仕事中は黙々と分析に取り組んでいます。ただ、仕事が終わったら同世代のみんなとごはんを食べに行くことも多いですよ。会社全体で見ると、明るい雰囲気です。サークル活動としてフットサルに参加することもあります。
――福利厚生はいかがですか?
賞与は夏・冬・決算期と年3回ありますし、休日出勤や残業手当などもしっかりと整っています。仕事の進め方も自分の裁量でスケジュールを組むことができ、有休も取得しやすいですね。
就活
――金沢環境サービス公社に入社したきっかけは?
大学で学んでいたのは生物関係でしたので、最初はその方面の仕事を探していました。内定をいただいた企業もあったのですが、そこは全国転勤のある会社で、予定された勤務地は遠方でした。そこで、大学の就職支援室に相談したところ、紹介されたのが金沢環境サービス公社です。大学OBも就職していましたし、化学系の環境分析に取り組める仕事内容にもひかれました。転勤がなく、金沢で働き続けられることも魅力的だったんです。
メッセージ

――就活中の学生にメッセージを。
ここまで環境分析に取り組める仕事も、なかなかないと思います。「化学」ととことん向き合いたいという人には、おすすめできる職場です。福利厚生もしっかりしていますし、職場の雰囲気もよく、興味のある方はぜひ金沢環境サービス公社を検討してみてください。