仕事

――どんな仕事をしていますか?
金沢市内を中心に、事業所や家庭などを回って排水管の洗浄を手がけています。排水口などから高圧洗浄機のワイヤを入れ、きれいにしていきます。排水管の先は目に見えませんし、現場によって管がどのように敷設されているかも全く違います。水を当てたときの感触や音などを頼りに詰まっている箇所を探ります。
――経験や技術が必要ですね。
そうなんです。これがなかなか難しい。洗浄課に異動になって3年ほどたちましたが、まだまだ勉強中。先輩や上司のスキルは本当にすごいですよ。

――仕事で心がけていることは何ですか?
「効率性」です。1日に回るのは4、5件ほどで、現場には2~3人ほどのチームで向かいます。そんなとき、強みとなるのが “チームワーク”。洗浄課は、日ごろからコミュニケーションが活発です。若手も、ベテランも関係なく、みんなでいろいろな意見を出し合い、一丸となって柔軟に対応しています。
――これからの目標を教えてください。
いっぱいあります。まずは「産業洗浄技能士」など専門資格を取得することです。加えて、洗浄課はマンションやビルで見かける貯水槽や道路の側溝などの清掃も請け負っているので、これらの知識・技術もさらに磨いていきたい! スペシャリストとして、もっと上のステップをめざしていきたいと考えています。
福利厚生・社風

――最近、お子さんが産まれたと聞きました。
そうなんです。2人目の子どもが誕生し、1カ月ほど育休をいただきました。産まれたばかりの子の世話をしたり、上の子の保育所への送り迎えをしたりと、子どもたちと深くかかわることができました。会社は有休も取りやすく、周囲も育児への理解がある方ばかり。仕事とプライベートのバランスをとりやすい環境です。
――職場の風通しも魅力ですね。
確かに、風通しのよさは会社全体で感じます。洗浄課に異動する前に在籍していた廃棄物課もチームワークがよく、毎日が充実していました。残業もほとんどなく、朝7時から勤務し、16時には退社できました。当時は保育所へのお迎えは私の担当で、仕事を終え、夕方からは子どもとゆっくりと過ごすことができました。
就活
――金沢環境サービス公社に入社したきっかけは?
23歳のときでした。高校卒業後に働いていた運送会社を辞め、どんな仕事をしようか迷っていました。そんなとき、当社廃棄物課の求人を見つけました。「自分に向いているかも」。最初は、そこまで強い思いがあって選んだわけではなかったんです。
――入社して8年、実際に働いてみてどうでしたか?
入社してすぐに、「ここで長く働きたい!」と思いました。職場の雰囲気、働く皆さんの人柄のよさが、自分に合っていたんです。それに、金沢環境サービス公社には、「別会社なの?」と感じるほど、さまざまな事業があります。いろいろな仕事を経験できる環境も、当社の魅力の一つです。
メッセージ

――就活中の学生にメッセージを。
何事にも全力でチャレンジしてほしいですね。これは、自分自身の10代から20代前半を振り返ってみての反省かもしれません。若いころは必死になることに気恥ずかしさがあるかもしれませんが、全力でぶつかるからこそ、得られるものも大きいと思います。特に、就活は社会人としてのスタートを切る大事なポイントです。自分の持てる力すべてで、これから歩んでいく道を見つけてください。