仕事

――どんな仕事をしていますか?
皆さんが暮らすまちの地下には、ガス管や水道管など、さまざまな管が張り巡らされています。その一つが、私たちの担当する「下水道管」です。マンホールを開けて、そこからラジコンのようなテレビカメラ車を走らせたり、人が入るスペースがあれば目視したりして、管内に破損や腐食などの異常がないかを探ります。そして、調査結果を自治体に報告し、必要に応じて修繕も手がけています。
――仕事に臨む上で、常に意識していることは?
“もしも”を想定することです。下水道管の中では、危険なガスが発生し、酸素濃度が低くなっている状況も考えられます。どれだけ仕事に慣れても、慢心は禁物。安全確認は絶対に怠ってはいけません。地下に潜って一つひとつの作業を地道に、着実に進めていきます。1日1日を無事に終わらせることが第一の使命です。目立つ仕事ではないかもしれませんが、その積み重ねを通して、まちの日常を支えているということがやりがいになっています。
――印象に残っている仕事は何ですか?
入社2年目に、本格的な「更生工法」を手がけたことです。更生工法とは、老朽化した下水管の内側に新たな管を敷設するもので、当時はやることなすこと、すべて未経験。先輩たちに指示されるまま、道具を運び、作業をするので精一杯でした。そこから歳月を重ね、自分自身、経験値を高めてきました。これからも知識・技術をさらに磨き、リーダーとして現場を引っ張っていく存在になりたいと思います。
キャリアアップ

――キャリアサポートにはどんなものがありますか?
充実していると思います。下水道管の調査・修繕に関連した講習があれば、積極的に受講を勧めてくれますし、参加費や交通費なども補助してくれます。業務にかかわる資格の受験費用などをサポートする制度もあり、取得すれば資格手当も用意されています。私もいま、土木施工管理技士2級の取得をめざして勉強中です。
職場
――職場の働きやすさはいかがですか?
風通しがよく、働きやすいです。年齢や役職に関係なく、意見を聞いてくれます。私は労働組合の副委員長も務めています。社員の皆さんの声に耳を傾けながら、よりよい職場づくりに知恵を絞っていきたいです。

就活
――金沢環境サービス公社に入社したきっかけは?
1日中、パソコンと向き合うよりも、現場仕事がしたいと思っていました。大学のキャリアサポートに相談した際、おすすめしてくれたのが「金沢環境サービス公社」だったんです。そこで合同説明会に参加したところ、採用担当者の方が、分かりやすく、丁寧に説明してくれました。そのときに感じた会社の雰囲気がよく、充実した福利厚生面にもひかれて就職しました。
メッセージ

――就活中の学生にメッセージを。
「ずっと社内にいるのは、ちょっと・・・」。そんなふうに思っているならば、金沢環境サービス公社工事部はいかがでしょう。屋外で思いっきり働くことができます。それに、仕事は3~6人ほどのチームで臨みます。不安があっても、先輩に相談すれば丁寧に教えてくれます。安心して働ける職場だと思います。